2017年8月3日木曜日

沈黙 -サイレンス-






 本日、やっとネット上で本作を見ることができました。
 パソコンで見たので、せいぜい24インチサイズの画面でしたが、中々迫力がありました。
 切支丹と言うものに興味を持って、既に45年になります。すると、色々と殉教に関する資料に接しますので、ある程度は知っていたつもりですが・・・
 やはり、拷問や残虐な処刑には思わず心が塞ぐ思いでした。

 わたし的には、キチジローを演じた窪塚洋介が善かったですね。
 正にキチジローって、感じに思えました。

 最後に岡田三右衛門ことセバスチャン・ロドリゴが亡くなり、座棺して棺桶が運ばれるシーンにちょっとドキッとしました。
 正に45年前の2月頃に夢で見た殉教者の足元に置かれていたのが、あの大きさあの形の棺桶だった。そこに水が張ってあって、磔柱の上で息絶えた人に向かって、通りすがりの人々が次々と桶の冷水を掛けていた。


 奇しくも明日は、津軽における最初の殉教から400年になる日です。
 ある者は流罪になり、またある者は苛烈極まりない弾圧を避けて逃避して来る。それが津軽の地だった。
 彼らには、ある意味で希望の大地・・・
 いや、切支丹にとっての約束の地だったのでしょう。でも、現実は厳しかった。
 あぁ、なんとかその辺を文章に起こしたいところだけど・・・
 まっ、暫くは酒席で私の語りでね(^o^)/


・沈黙 -サイレンス-
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