以前書いた登場人物の設定は、第1部と第3部が未分化だったので、今回整理してみる。
まだ登場していないが、出してみたいキャラも含まれている。
- 弘前藩初代藩主:津軽為信(つがるためのぶ)
- 南蛮貿易を誘導するためにキリスト教の宣教師と接触するが、愛妾や男色が禁じられているので、興味を示さなかった。
- 弘前藩二代目藩主:津軽信枚(つがるのぶひら)
- 十三歳で洗礼名ヨハネとしてキリスト教徒になる。ただ、本人は都の流行り物程度の認識しか無かった。しかし、この切支丹大名であることが、津軽こそ切支丹にとって信仰を守れる「約束の地」であるとの伝説が生まれた。
- 武蔵の浪人:成田喜八郎良義胤(なりたきはちろうよしたね)
- 忍城の戦いの後、一族は流浪するが、関が原の合戦で敗れてものの、津軽家に保護され召抱えられる。
- 大和の薬師:大和屋パウロ善造(まやとやぱうろぜんぞう)
- モーセの跡を継ぐヨシュアに相当する。
第1部と第2部を通じて登場する。第1部では、南蛮医学を学び医学,調剤に長け、ヨーロッパの科学技術を身につけた切支丹。浅草教会の取り壊しに遭い、弾圧を避けて津軽に逃げ込む。
第2部では、切支丹信徒の代表者である。病院建設,孤児院の運営,河川の改修工事,治水工事,新田開発等の事業を成し遂げた大人物で藩からも一目置かれていた。 - 切支丹医師:五島如庵(ごとうじょあん)
- 善造亡きあと切支丹信徒をまとめ、天寿を全うする。後に藩医となった。晩年は大いに家族に恵まれ幸福な死を迎える。
- 信州の浪人:丹下豊後(たんげぶんご)
- 第1部と第2部を通じて登場する。第1部では、浅草の旅籠で仇として追ってきた笹川兼六の妻おせんとその娘を惨殺して逃亡する途中、浅草教会の取り壊しに遭遇し、津軽を目指して逃げる切支丹と行動を共にした。
第2部では、切支丹の一斉検挙で捕縛されるが、正体を明かしたところ笹川兼六の次の娘に討たれる。
第2部における重要な語り部。 - 侍大将:神権太夫柾時(じんごんだゆうまさとき)
- 鎌倉時代の津軽大乱(安藤氏の乱)の時、関東から派遣された武士団と共に津軽に来た諏訪神社の宮司の末裔。
生まれたばかりの一人息子を病で失い嘆き悲しむが誰も心を癒す者はいなかった。善造だけが共に悲しみすさむ権大夫の心に寄り添った。それから、篤信の切支丹信徒となった。いつまでも武力でのし上がろうと考えていたが、戦のない平和の世の中にあって適応できなかった。善造亡き後は如庵を助けて切支丹農民の命脈を保つ。 - 権大夫の妻:あや
- またの名を綾女(あやめ、あやじょ)と言う。
生まれたばかりの子供を失い、失意のうちに農民たち子供を預かり乳母となる。権大夫を陰で支えながらひっそりと息を引き取る。 - 弘前藩士:佐々木助三郎政義(ささきすけさぶろうまさよし)
- 藩内では民政担当。切支丹擁護派の代表格。
かつて友人を誤って死なせてしまった経験があった。悔やみきれない思いから仏門を志したが、長兄が夭折したため還俗して家督を継いでいた。 - 弘前藩士:工藤格之進輔清(くどうかくのしんすけきよ)
- 切支丹保護反対派の家臣の代表者。
一国一城令により不要となった築城用地を寺町に転用することを進言する。
切支丹処刑の検分役人の接待係りに着く。 - ペテロ岐部(きべ)
- ローマで神父となったペテロ活水岐部神父。津軽の切支丹信徒を励ましに度々訪れる。
騒ぎを起こす切支丹とか、切支丹の集落で出会う若い夫婦や、老婆、まだまだ足りない(^^;)/
待てよぉ。南部家旧臣には、小山内、一戸、石川、町田かなぁ。
鎌倉公方派遣の関東武士団の末裔は、地名に名前が残っているから、小山、熊谷、川越、三浦、葛西、相馬・・・
津軽家家臣には、一町田、西舘、奈良岡、大道寺、工藤辺りかなぁ(^^?)
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