このお話は、ここまでしか思いつかなかったので、超短編です。
誰か、この続きを考えてくれると、イイかな(^^;)/
さう言へば、桃太郎が鬼退治ではなくて、桃太郎が、村人がいかに鬼に困っていて、今後の鬼の活動を転換させるべくプレゼンするのもあったね(^o^)/
あるところのケアハウスにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんはシルバー人材センターの仕事で公園にゴミを拾いに、おばあさんはコインランドリーに洗濯に行きました。
おばあさんは洗濯が終わるのを待っていると、奥の方で大きな声で赤ん坊が泣きました。赤ん坊は藤で編んだバスケットに入っていました。一緒に桃の飲料水とメモが入っていました。
メモにはガングロのコギャルと茶髪でフリーター風のにいちゃんのプリクラの写真が張ってありました。どうやら、捨て子だと気付いたおばあさんは、その赤ん坊をケアハウスへ連れて帰りました。
おばあさんはおじいさんに相談しました。おじいさんは警察に届けようと言いました。おばあさんも賛成したので、おじいさんとおばあさんは赤ん坊を抱いて警察に行きました。
「もしもし、お巡りさん。コインランドリーで赤ん坊を拾いました。」
「忙しいんだよ。何、赤ん坊?
ここは関係無いから、役所の福祉課にでも行きな!」
困ったおじいさんとおばあさんは、赤ん坊を連れて役所の福祉課窓口に行きました。すると、窓口には誰もいませんでした。困ったおじいさんは大声で呼びました。すると、奥の方から腕章をした恐そうな人が出てきて言いました。
「今、贈収賄容疑で家宅捜査中だ!
帰ってくれ!」
おじいさんとおばあさんは本当に困りました。道行く人にこの赤ん坊のことを尋ねても皆知らぬふりをするばかりでした。誰もこの赤ん坊を引き受けてくれないので、おじいさんとおばあさんは赤ん坊をケアハウスで育てることにしました。おばあさんは赤ん坊に名前が無いことに気が付きました。おばあさんはおじいさんに名前を考えてもらいました。すると、おじいさんは・・・
「桃の飲料水と一緒にいたから、桃太郎にしよう!」
と、言いました。ケアハウスの皆が賛成したので、この赤ん坊は桃太郎と名付けられました。
桃太郎はケアハウスですくすくと成長しました。その間に何人かのおじいさんやおばあさんも亡くなりました。桃太郎は亡くなったおじいさんやおばあさんから沢山の優しさをもらいました。
やがて成長した桃太郎は、ケアハウスの立ち退きを要求する地上げ屋と呼ばれる恐い鬼を退治に奮い立ちました。腰には無農薬で遺伝子操作もしていないキビからおばあさんが作った団子を付けて出陣しました。
ところが、お供に付くはずのイヌは野犬狩りに遭って動物保護センターへ。サルは害獣として動物園へ。キジは鳥獣保護法により保護ケージに入れられてしまいました。
独りぼっちの桃太郎はいかに・・・
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